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某日某所にて,「禁煙紳士の逆上がり」の収録曲についてララバイブラザーズの二人が対談しました.
1. 影法師
ピアノララバイ(以下,ピアノ):「詞はギターララバイのスタイルを真似ました」
ギターララバイ(以下,ギター):「うん,似てるという評判ですよ,良し悪しは別にしてノスタルジック」
ピアノ:「う・・・良し悪しは・・・ね.」
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2. 雷雨〜駅近くでヌレヌレ
ピアノ:「駅近くでヌレヌレするのは嫌だよね?」
ギター:「あれは嫌だね,数あるヌレヌレの中でもかなりイヤな部類に入る。ところで,この詞の意味は?」
ピアノ:「え?あ,あの・・・,ピカっと光って,ヌレヌレは嫌やん?」
ギター:「?」
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3. 粘着質の妄想
ギター:「最初期の曲なんだけど,詞の設定がケッコウ気に入ってるのよね。風変わりなSFみたいじゃない?」
ピアノ:「そうそう,初期の曲にしては詞が面白いし,演奏も程々飽きなくやってしまう.それに君はネバネバ好きだもんね?」
ギター:「うん,実際さまざまなシーンでしばしばネバネバになるね,俺は。もちろんネバネバは嫌いじゃない」
ピアノ:「やっぱり,いやらしいからね.」
ギター:「すごくね」
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4. 秋のテーマ
ピアノ:「この曲は歌いたいっていうか,真似したいのよ・・・特に ♪マトゥワ・リツクァ〜ナツノウィ〜ってね」
ギター:「アー,あの似非フランス語風に歌ってみてるトコね。あの部分はライブのたびに笑いそうになるなー」
ピアノ:「じゃ,俺に歌わせて,そこだけ.」
ギター:「ムリ」
ピアノ:「・・・」
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5. かくれんぼのテーマ
ギター:「これはサビの"粗相が過ぎて・・・"って部分が気に入ってる。"粗相"って言葉はどこかノスタルジックじゃない?」
ピアノ:「え〜,あ,溢した!粗相!粗相!」
ギター:「・・・・・・。でも,酒に溺れていた学生時代も,いまや懐かしく思い出すものになりつつあり・・・」
ピアノ:「ここに,おっさんがいま〜す!」
ギター:「ヨシ! 影法師,秋のテーマと併せて,ノスタルジック三部作と呼ぼう! ウン,そうしよう!」
ピアノ:「あ,…う,うん」
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6. でも…
ギター:「これは大変だった,いろんな意味で・・・ な?」
ピアノ:「うん,あの頃は大変やった・・・」
ギター:「もう,あの辛すぎる日々については思い出したくない・・・ な?」
ピアノ:「でも…,でも…,どうしても・・・」
ギター:「ところでコレ,曲紹介になってる?」
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7. 午睡のきみ
ギター:「ララバイ(lullaby)とはご存知のように子守唄のことで,その意味では,この曲は・・・その,きわめて優秀な・・・zzz」
ピアノ:「そうそう,この曲は優秀な子守・・・zzz」
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8. レトリカル・スウィング
ギター:「レトリカルなスウィング。レトリカルである点を除けば,とてもシンプルな曲だな,ウン」
ピアノ:「ノリノリなのですよ,レトリカルが分からなくても,ノリノリならそれでいいのですよ.ってノリノリって死語だな」
ギター:「死語なの!? 俺は今でも一日に4,5回は使うけど」
ピアノ:「超ウケル〜…って使ってみたものの,何にウケてるんだろうか…」
ギター:「ともかくもシンプルなラブソングだって事だよ,この曲が」
ピアノ:「!」
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9. 真夜中迷路
ピアノ:「この曲はムズい.演奏するのがムズい.そんなつもりじゃなかったんだけどなぁ〜」
ギター:「確かに。そんなつもりじゃなかったけど,どうにもそうなっちゃうことってあるよねー。ウン,アルアル」
ピアノ:「で,真夜中迷路ってどんな真夜中?」
ギター:「それはもう,口に出すのもはばかられるよーな,致命的に猥雑で倒錯的な真夜中だよ,ムロン」
ピアノ:「ぼくちん,わからな〜い」
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10. 嗚呼回る、今夜も
ギター:「マジメな話をすると,以前のアルバムに収録されたものとはチョット詞が違うんだよね」
ピアノ:「題名もチョット違うもんね.以前よりもエロさアップですか?」
ギター:「そう。当社比で概ね2,5倍くらいかな」
ピアノ:「そうそう,甲子園球場5個分くらいね」
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11. 二杯目の珈琲
ピアノ:「ララバイブラザーズっていうと,"夜+酒"のイメージがあるから,"昼+珈琲"のイメージで書いてみたわけよ」
ギター:「ホー,そうだったんか。まさか珈琲の曲だったとは,題名からは想像も付かなかったね」
ピアノ:「あ,ちょっと,うーん,熱はないようやな」
ギター:「アイスコーヒーですから・・・ お後がヨロシイ? ねぇ,ヨロシイ?」
ピアノ:「・・・」
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12. 敗走の天使
ギター:「いろんな意味でいわくつきの曲だけど,時にこの詞の主人公は男だと思う? 女だと思う?」
ピアノ:「うーん,女?」
ギター:「どっちでもイイやん,そんなコト」
ピアノ:「聞いといて,何それ.」
冷たく寒い雰囲気で対談終了.
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